歴史のひとコマ（2）

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― 歴史のひとコマ（2） ―

横濱夏期大學

早くも開校1年目（1929(昭和4)年）のこの年から、本学主催、神奈川県庁・横濱貿易新報（現神奈川新聞）後援で、横浜夏季大学を開催している。市民を対象とした連続講座で、地域に開くこの伝統は、現在の各種市民大学講座に受け継がれている。（『神奈川大学70年のあゆみ』から）（以下、横浜貿易新報　昭和四年七月三十一日記事から） [横浜夏季大学] 八月一日より七日迄　本社講堂に開催する　　　　　　　　　　　横浜専門学校主催、本社後援夕涼みの間に高等の智識を涵養する目的に於て横浜専門学校主催本社後援の下に来る八月一日より七日迄(毎日午後六時半より九時半迄)本社講堂に於て横浜夏季大学を開く　会費三円申込場所は本社及び西戸部富士塚横浜専門学校、伊勢佐木町の加藤回陽堂運動具店等で講師は何れも学界の権威其課目及日割は左の如し			八月六日	陪審法の過去及将来　大審院判事・帝大講師・横浜専門学校講師　大森洪太<BR> 法律の基礎観念　法学博士・大審院判事・横浜専門学校教授　吾孫子勝
			八月七日	最近の保険問題　中大商学部長・法学博士・横浜専門学校講師　三浦義道消費組合に就て商大教授・横浜専門学校講師　緒方淸

			（写真）横濱夏期大學の広告（昭和四年七月二十八日）
八月一日	不戦条約と軍備縮少　帝大教授・横浜専門学校講師　高柳賢三
八月二日	財政経済時事問題　東京商工会議所理事長・帝大前教授・横浜専門学校講師　渡邊鐵藏
八月三日	我国政党の発達史　横浜専門学校教授・中大教授　河原次吉郎
八月四日	最近の保険問題　中大商学部長・法学博士・横浜専門学校講師　三浦義道消費組合に就て商大教授・横浜専門学校講師　緒方淸
八月五日	支那を中心とせる最近の国際問題　帝大教授・法学博士　神川彦松		―　『神奈川大学史資料集　第四集』及び『神奈川大学70年のあゆみ』から　―

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