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神奈川大学70年の歩みは、創立者・米田吉盛が1928(昭和3)年に設立した横浜学院に始まる。
米田は1898(明治31)年愛媛県に生まれ、1926(大正15)年中央大学を卒業後、憲法の研究を志して研究室に残る。しかし、関東大震災、慢性的な不況、国際緊張、そのもとでの左右の思想的先鋭化、激突、弾圧といった社会状況を目の前にして、米田は研究よりも教育の道に強い使命感を抱くようになった。騒然たる社会状況の安定には、「中正堅実」な青年、自立した教養ある市民・社会人を育成し、世に送ることが必要だという使命感である。「質実剛健・積極進取」という建学の精神には、こうした意味が込められている。 もとより一青年学徒が教育事業を興すことは、現実には困難をきわめる。米田の理想と情熱を理解し、高く評価して協力を惜しまなかった人々、恩師にあたる林頼三郎(初代校長)・樋貝詮三(理事)をはじめ、地元横浜の支援者、駆けつけた講師陣などの物心両面にわたる尽力があってはじめて、使命感を現実に移すことができたのである。(創立70周年記念誌『神奈川大学70年のあゆみ』から転載) [左から]米田吉盛、林頼三郎、樋貝詮三、渡辺利二郎(横浜・渡辺銀行取締役)。
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<< CONTENTS >> Topics 神奈川大学創立前史 神奈川大学の歴史(1)(1927〜1948) 神奈川大学の歴史(2)(1949〜1978) 神奈川大学の歴史(3)(1979〜) 写真で見る歴史(1)[キャンパスの変遷] 写真で見る歴史(2)[学生生活] 刊行物 資料編纂室 |
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<歴史のひとコマ> (1)横浜総合大学構想 (2)横濱夏期大學 (3)"横浜大学"から"神奈川大学へ" |
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